子どもが歯ぎしりをするのはなぜ?原因と対策|福山市御幸町の歯医者「門井歯科医院」

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子どもが歯ぎしりをするのはなぜ?原因と対策

2025/10/17

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子どもが歯ぎしりをするのはなぜ?原因と対策

寝ているときに「ギリギリ…」と音がして、子どもが歯ぎしりをしているのに気づくと、親としては少し心配になりますよね。
大人でも歯ぎしりは問題になりますが、子どもの場合は「放っておいて大丈夫なのか」「歯が削れてしまわないか」と不安に感じる方も多いと思います。

実は、子どもの歯ぎしりには大人とは少し異なる理由があり、その多くは一時的なものです。
今回は子どもの歯ぎしりの原因と、家庭でできる対策について分かりやすく解説します。

成長の過程で起こる自然な現象

子どもの歯ぎしりは、成長の一部として起こることがあります。
乳歯が生え始める時期や、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、歯の高さや噛み合わせがまだ安定していません
そのため、顎を動かして自然に噛み合わせを調整しようとし、結果として歯ぎしりのような動きが見られるのです。

この場合の歯ぎしりは、体が順応しているサインでもあり、必ずしも異常とは限りません。
成長とともに噛み合わせが安定すれば、自然に減っていくことも多いのです。

ストレスや心理的な要因

もうひとつ考えられるのが、心の状態が影響しているケースです。
保育園や学校での出来事、新しい環境への不安、兄弟との関係など、子どもなりに感じているストレスが夜の歯ぎしりとして表れることがあります。

大人と同じように、子どもも日中の緊張を睡眠中に発散することがあるのです。
ストレス性の歯ぎしりは音が強く長く続くことがあるため、注意して観察する必要があります。

放置するとどうなる?

一時的な歯ぎしりであれば問題ないことが多いのですが、長期間続いたり強く噛みしめている場合には注意が必要です。歯の表面がすり減って知覚過敏の原因になったり、顎に負担がかかって痛みや噛み合わせの不調につながることもあります。

特に永久歯が生え始めてからも強い歯ぎしりが続く場合は、歯並びや顎の成長に影響する可能性があるため、早めに歯科で相談するのが安心です。

家庭でできる対策

まずは生活習慣を整えることが大切です。
睡眠不足不規則な生活はストレスを増やし、歯ぎしりを悪化させることがあります。
寝る前にゆったりした時間をつくり、心身をリラックスさせる工夫をしましょう。

また、噛み合わせの異常や歯の形が影響している場合は、歯科医院でマウスピースを作ってもらうこともあります。
子どもの場合は成長に合わせて調整が必要ですが、強い歯ぎしりから歯を守る効果があります。

さらに、保護者が「歯ぎしりをしている」と過度に心配して子どもに注意しすぎるのも逆効果です。
子ども自身に不安を与えないよう、まずは温かく見守りながら必要に応じて専門家に相談する姿勢が大切です。

まとめ

子どもの歯ぎしりには大きく分けて二つの原因があります。
ひとつは歯の生え変わりなど成長の過程で自然に起こるもので、もうひとつはストレスや心理的な要因によるものです。

多くの場合は一時的で心配いりませんが、長く続く場合や歯や顎に影響が出ている場合には歯科医院に相談することをおすすめします。
生活習慣を整え、子どもが安心して眠れる環境を整えることが、一番の対策につながります。
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子供のことは自分のことではないためわからないことが多いと思います。
お気軽にご相談ください。
門井歯科医院でした〜

この記事の著作者

グループ 1

医師 門井 一眞

2016年 九州歯科大学卒業
2016年 九州歯科大学附属病院 口腔内科 所属
2017年 茨城県某医療法人 勤務
2021年 門井歯科医勤務
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