虫歯の新常識
2023/06/17
ブログ
虫歯の原因菌を子供にうつさない為、絶対に食器などを共有してはダメなのか?
答え それほど神経質にならなくてもよい。
以前の考え
以前は虫歯の原因菌は「感染の窓」と呼ばれる生後19ヵ月〜31ヵ月の期間に両親(おもに母親)から伝播すると言われていました。
虫歯予防には、まず母子伝播を避けることと考えられており、母親と子供が食器を共有しないことなどにより、大人の唾液が幼児のお口の中に入らないようにすることがもっとも大切とされていました。
虫歯予防には、まず母子伝播を避けることと考えられており、母親と子供が食器を共有しないことなどにより、大人の唾液が幼児のお口の中に入らないようにすることがもっとも大切とされていました。
現在の考え
しかし現在の考えでは、母親からの伝播がもっとも頻度が高いものの、両親からだけではなく祖父母、兄弟、そして友人からの伝播もあることがわかりました。
一方、虫歯の原因菌の伝播はないほうが良いですが、ミュータンス連鎖球菌だけが虫歯を起こすわけではないことがわかっております。
虫歯を発症させるすべての細菌の伝播を防ぐのは難しいこと、そして、伝播しても食事指導やフッ化物の使用、適切なブラッシングで発症が予防できること。
以上よりそれほど神経質になる必要はないという考えが広がっています。
一方、虫歯の原因菌の伝播はないほうが良いですが、ミュータンス連鎖球菌だけが虫歯を起こすわけではないことがわかっております。
虫歯を発症させるすべての細菌の伝播を防ぐのは難しいこと、そして、伝播しても食事指導やフッ化物の使用、適切なブラッシングで発症が予防できること。
以上よりそれほど神経質になる必要はないという考えが広がっています。
しかし、両親の虫歯治療と口腔清掃により、虫歯の原因菌の量を減らしておくことも大切です。
過度な虫歯の原因菌の伝播予防は親子関係を損なう可能性もあります。
感染予防に気をつけながら親子関係も大切にして下さい。
==================================================
虫歯の知識を深めて、虫歯にならないように
そしていつまでもあなたの歯で
門井歯科医院でした〜
一生守っていけるようサポートしていきます!