「歯医者の予約を先延ばしにする人が“損してること”」
2025/03/21
ブログ
「歯医者の予約を先延ばしにする人が“損してること”」
「ちょっと痛いけど、まあ様子見で…」
「忙しいし、来月でいいか」
「まだ本格的に痛いわけじゃないし…」
こんなふうに、歯医者の予約をつい先延ばしにしてしまうことって、ありますよね。
特に痛みが強くないと、「行くのが面倒だな」と思ってしまうのも無理はありません。
でも実は、そうやって先延ばしにすることで、気づかないうちに“かなり損”をしてしまっているかもしれません。
今回は、歯医者の予約を先延ばしにすることで起きる4つの“もったいないこと”をわかりやすくご紹介します。
1. 治療の「期間」と「費用」が増える
ちょっとした虫歯でも、放置しているとどんどん進行してしまいます。
初期の虫歯であれば、削る範囲も小さく、1回の通院で済むことも多いです。
でも、痛みを感じる頃には神経に近づいていたり、深く進行していたりすることがほとんど。
すると、治療回数も増え、被せ物や神経治療などが必要になります。
結果として、3~5回通うことになったり、費用も2万〜5万円以上かかってしまうことも。
つまり、予約を先延ばしにするだけで「時間」と「お金」、両方のコストが増えるリスクが高まるんです。
2. 歯の寿命が縮んでしまう
歯は削れば削るほど、寿命が短くなっていきます。
そして、一度神経を取ってしまうと、その歯はもう“もろい構造”になってしまい、将来的に割れたり、抜かなければいけなくなることも。
最終的にはインプラントやブリッジなど、大がかりな治療が必要になるケースもあります。
定期的にチェックしておけば、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療ができ、結果的に「自分の歯」を長く使い続けることができます。
たった1本の歯でも、将来の健康に与える影響は大きいんです。
3. 痛くなるまで気づけない病気が多い
「痛くなったら行けばいい」と思っている方も多いかもしれません。
でも、歯周病などの病気は、痛みを感じにくく、かなり進行するまで気づけないことが多いんです。
実際に、40歳以上の日本人の8割以上が歯周病予備軍と言われています。
そして歯周病は、歯を支える骨をじわじわと溶かしていく病気。
自覚症状が出たときには、すでに手遅れということも珍しくありません。
また、歯周病は全身の健康にも関わることがわかってきており、糖尿病や心臓病、さらには認知症との関連も指摘されています。
「今、特に困ってないから行かなくていい」という考えが、将来の大きな後悔につながってしまうこともあるのです。
4. 気になる「口臭」や「見た目」の悪化に気づきにくい
自分ではなかなか気づけないのが、口臭や歯の着色。
「最近なんとなく気になるな」と思っても、何が原因かわからず、そのままにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
歯医者に行くことで、口臭の原因が歯石なのか、舌苔なのか、それとも虫歯や歯周病なのかが明確になります。
また、プロによるクリーニング(PMTC)を受けることで、着色もきれいに落ち、口元の印象が一気に明るくなります。
口元は、会話や笑顔の中でとても目立つ部分。
ほんの少しケアするだけで、見た目にも清潔感が出て、印象が変わることもあります。
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歯医者は“未来の自分”へのプレゼント
歯医者の予約を後回しにしてしまう気持ち、よくわかります。
歯医者に行くのって、たしかに面倒だったり、ちょっと怖かったりすることもあります。
でも、先延ばしにし行かないことで「時間・お金・健康・見た目」すべての面で損をしてしまう可能性があります。
ほんの30分〜1時間の通院で、防げることはたくさんあります。
何もトラブルがなくても、定期検診やクリーニングを受けておくことで、未来の自分を守ることができるのです。
今、予約を取るだけで、未来の「困った」をぐっと減らせます。
忙しい方ほど、ぜひ一度スケジュール帳を見直してみてください。
あなたの“未来の自分”にとって、一番いい選択は何か。
そう考えると、早めの受診がいかに大切か、見えてくるのではないでしょうか。
気になる歯があるなら、
定期検診をしばらく受けていないなら、
このブログを読んだ今が、行動のチャンスかもしれません。
門井歯科医院でした〜
一生守っていけるようサポートしていきます!