顎が開かない日が増えてきたら、歯医者に行くべき“タイミングの見極め方”|福山市御幸町の歯医者「門井歯科医院」

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顎が開かない日が増えてきたら、歯医者に行くべき“タイミングの見極め方”

2025/07/03

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顎が開かない日が増えてきたら、歯医者に行くべき“タイミングの見極め方”

「最近、口を開けると違和感がある」「朝だけ顎が固まっている気がする」「毎日は気にならないけど、時々大きく開けづらい」
――そんな症状を感じたことはありませんか?

これは“顎関節症”のはじまりかもしれません。
特に注意すべきなのが「クローズドロック」と呼ばれる状態。
これは、口を大きく開けられなくなる顎関節症の一種で、放置すると日常生活に大きな影響を与えることもあります。

この記事では、「歯科医院を受診するべきタイミング」を4つの視点からお伝えします。
何気ない違和感が、実は体からの大切なサインかもしれません。

1. “何日続いているか”をチェックする

顎に関する不調は、一時的なものと慢性的なものに分けられます。
例えば、硬いものを食べすぎた翌日などに軽い痛みや違和感があるのは、誰にでも起こり得ることです。

でも、それが「3日以上続いている」「週に何度も繰り返す」といった場合は、専門的な診察を受けた方が良いサインです。

とくに以下のような症状がある場合は、注意が必要です。
•指が2本しか縦に入らない(正常は3本が目安)
•開け閉めのたびに「ガクッ」「ゴリッ」と音が鳴る
•顎の左右で開き方に差がある
•顎を動かすと痛みや引っかかりを感じる

これらが2〜3日以上続く、もしくは断続的でも繰り返し起きるようなら、それは“ただの疲れ”ではなく、関節に不調が起きている可能性が高いです。

2. “食事が不便になってきた”なら要注意

顎の不調は、日常生活のなかでもっともはっきり影響が出るのが「食事」です。
次のようなことに思い当たることはありませんか?
•おにぎりやパンが噛み切りづらくなってきた
•ハンバーガーなど大きなものを口に入れられない
•食べていると顎がだるくなり、噛むのが億劫になる
•顎の音や違和感が気になって外食が減った

このように「食べるのが大変」「億劫になってきた」と感じたら、それは顎関節症が進行しているサインかもしれません。

特にクローズドロックの場合、口を開ける範囲が狭くなり、咀嚼にかかる時間が増えることによるストレス栄養摂取の偏りにつながる可能性もあります。
食事という日常の基本動作に違和感があるなら、一度しっかりチェックする価値があります。

3. “痛み”が出たらすぐ相談を

顎に関するトラブルは、初期のうちは「音が鳴るだけ」「なんとなく違和感があるだけ」で済むことも多いです。
でも、次の段階でよく現れるのが「痛み」です。

痛みには個人差がありますが、次のような感覚がある場合は要注意です。
•朝起きた時に顎の関節がこわばって痛む
•あくびをするとズキッとする
•口を開けようとすると“ひっかかるような痛み”がある
•食事中、顎の片側だけがだるくなる

このような痛みが現れたら、「自然に治るかな」と様子を見るよりも、早めに歯科医院で検査を受ける方が安心です。

痛みの裏には、筋肉の緊張、関節円板のズレ、炎症など、さまざまな原因が潜んでいます。
放置すればするほど、関節の構造にダメージが広がってしまう可能性もあります。

4. 生活習慣に思い当たる節があるなら早めに対処

クローズドロックや顎関節症は、日々の生活習慣の積み重ねが原因になることも多いです。
次のような習慣がある方は、違和感が出る前からチェックしておくのが理想です。

•寝ている間に歯ぎしり・食いしばりをしている
•デスクワークやスマホ時間が長く、姿勢が悪い
•頬杖をつく癖がある
•食事中、いつも片側だけで噛んでいる
•硬いものやガムをよく食べる

これらは、すべて顎に不自然な負荷をかける要因です。
もし今はそこまで症状が出ていなくても、こうした習慣がある場合には、予防的な意味でも歯科医院でのチェックをおすすめします。

また、ストレスや緊張が続いていると、無意識に顎に力が入ってしまい、不調の引き金になることも。
体の一部としての“顎”をもっと意識してあげることが、将来のトラブル回避にもつながります。

まとめ:不調が“習慣”になる前に、気づいてあげることが大切

顎の違和感は、気づかないうちに少しずつ進行してしまうことがあります。特にクローズドロックのような状態は、早期であれば治療の選択肢も多く、改善の可能性も高いです。

「たまに開けづらい」「ちょっと音がする」くらいのうちに気づいて、きちんと向き合うことが、将来的な痛みやストレスを防ぐ最善の方法です。

もし、少しでも「前と違うな」と感じることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
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口が開かない
これはなってみて初めてわかる苦痛です。
そうならないために違和感や気になることはすぐご相談ください。
門井歯科医院でした〜

この記事の著作者

グループ 1

医師 門井 一眞

2016年 九州歯科大学卒業
2016年 九州歯科大学附属病院 口腔内科 所属
2017年 茨城県某医療法人 勤務
2021年 門井歯科医勤務
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