「8020運動」の本当の意味と達成している人のリアルな習慣
2025/09/20
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「8020運動」の本当の意味と達成している人のリアルな習慣
歯科医院やポスターなどで目にすることがある「8020(ハチマルニイマル)運動」。
名前だけは知っていても、「なんとなく歯を残すことが大事ってこと?」というくらいの理解で止まっている方も多いのではないでしょうか。
実はこの運動は、健康寿命や生活の質を大きく左右する、とても重要な取り組みです。
そして実際に達成している人には、共通した“リアルな習慣”があります。
今回は、8020運動の本当の意味と、それを実現する人たちの生活習慣についてお話ししていきます。
1. 8020運動とは何か?
「8020運動」とは、80歳になっても20本以上の自分の歯を保とうという国の取り組みです。
人が自分の歯で食事を楽しむためには、最低でも20本の歯が必要だと言われています。
20本あれば、ほとんどの食べ物をしっかり噛み砕き、栄養をきちんと摂ることができるのです。
この運動は1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進してきました。
当初は夢のように思えましたが、近年は達成者が着実に増えています。
最新の調査では、80歳で20本以上の歯を持つ人の割合は50%を超えており、日本人の口腔ケア意識の高まりが数字にも表れています。
2. 20本の歯が残っていると何が良いのか
歯を20本以上残すことには、単に「食べられる」という以上のメリットがあります。
まず、咀嚼がしっかりできることで脳が活性化し、認知症予防に効果があると考えられています。
さらに、自分の歯で噛むことで食事を美味しく感じられ、栄養の吸収も良くなるため、全身の健康維持につながります。
逆に歯を失うと、柔らかいものばかりを選ぶようになり、栄養バランスが偏ります。
その結果、筋力や免疫力の低下を招き、生活の質が大きく下がってしまうのです。
「歯を守ることは健康寿命を守ること」と言えるのです。
3. 8020を達成している人の習慣
実際に80歳を超えて20本以上の歯を保っている人たちには、いくつかの共通した習慣があります。
•毎日の歯磨きを丁寧にしている
ただ回数が多いのではなく、1回の磨き方をしっかり工夫しています。
デンタルフロスや歯間ブラシも習慣化している人が多いです。
•定期的に歯科医院に通っている
「痛くなったら行く」のではなく、「悪くならないために行く」。
年に2〜3回はプロのクリーニングやチェックを受けています。
•食生活を意識している
よく噛む習慣を大切にし、噛み応えのある食品を積極的に摂っています。
また、砂糖の摂りすぎを自然と避けている人も多いです。
•全身の健康管理をしている
糖尿病や高血圧といった生活習慣病は歯周病と深い関係があるため、体の健康を守ることが口の健康につながります。
これらは特別なことではなく、日々の積み重ねにすぎません。
ですが、その習慣の差が数十年後の大きな違いを生み出しているのです。
4. 今日からできる8020への一歩
「もう歳だから」と諦める必要はありません。
何歳からでも8020に向けた取り組みはできます。
•歯磨きのときにフロスを1本追加する
•甘い飲み物を控えてお茶や水に変える
•半年に一度は歯科検診を予約する
•食事のときによく噛むことを意識する
こうした小さな工夫でも、確実に歯を守る力になります。
そして守った歯は、毎日の食事の楽しみや会話のしやすさ、自信ある笑顔につながります。
まとめ
8020運動の本当の意味は「80歳で20本の歯を残して、自分の人生を最後まで楽しむこと」です。
•20本以上あれば食事も生活も大きく制限されない
•歯が残っているほど健康寿命が長くなる
•達成している人は毎日の習慣と定期的なケアを大切にしている
歯は年齢を重ねるごとに自然に失うものではなく、守る意識次第で一生残すことができます。
今日からできる小さな工夫が、未来の大きな財産につながるのです。
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1本何と100万円以上ですよ〜
歯を大切にしない人は100万円以上を捨てていると思ってください。
門井歯科医院でした〜
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