「歯の色」は生まれつき決まっている?日本人の平均的な歯の色
2025/12/03
ブログ
「歯の色」は生まれつき決まっている?日本人の平均的な歯の色
芸能人やモデルのように真っ白な歯に憧れる人は多いですよね。
でも実際、自分の歯の色を鏡で見て「思っていたより黄色い…」と感じたことはないでしょうか。
「歯の色ってもともと人によって違うの?」「生まれつき白い人がいるの?」
そんな疑問を持つ人も少なくありません。
今回は、歯の色がどのように決まるのか、そして日本人の平均的な歯の色について、わかりやすく解説します。
歯の色は「エナメル質」と「象牙質」で決まる
歯の色は、歯の表面の「エナメル質」と、その内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」という層の色によって決まります。
エナメル質は透明感のある半透明の組織で、その下にある象牙質はやや黄色みを帯びています。
つまり、歯の色は「内側の象牙質の色が、外側のエナメル質を透かして見えている色」なのです。
そのため、エナメル質が厚い人は白っぽく見え、薄い人はやや黄色っぽく見える傾向があります。
この厚みや色調は遺伝の影響が大きく、生まれつきの個人差として現れます。
つまり「歯の色はもともと人それぞれ違う」
これは事実です。
日本人の平均的な歯の色
歯の色を表す際、歯科の世界では「シェードガイド」という色見本が使われます。
シェードガイドには「A」「B」「C」「D」といった系統があり、たとえば「A3」や「B1」などのように番号で細かく区別されています。
一般的に、
•A系:黄みがかったブラウン系
•B系:明るい黄系(比較的白く見える)
•C系:グレー系
•D系:赤みがかったグレー系
といった分類です。
日本人の平均的な歯の色は「A3」前後といわれています。
このA3という色は、健康的で自然な色合いですが、いわゆる“真っ白”な歯とは異なります。
ちなみに、ホワイトニングで多くの人が目指す「B1」や「A1」といった色は、自然な白さの中でも特に明るいトーン。
テレビや広告で見かける真っ白な歯は、このB1よりもさらに白い人工的なセラミックの色であることも多いです。
加齢や生活習慣によっても変化する
生まれつきの色だけでなく、年齢や生活習慣によっても歯の色は変化していきます。
年齢を重ねると、エナメル質がすり減り、内側の象牙質がより透けて見えるようになります。
その結果、歯の色はだんだんと黄ばんでいきます。
また、コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素が濃い飲み物、喫煙、カレーやソースなどの食品も歯の表面に着色しやすい原因になります。
これらの色素は歯の表面の「ペリクル」と呼ばれる薄い膜に付着し、時間とともに蓄積していきます。
つまり、生まれつきの色に加えて、後天的な要因でも歯の見た目は変わっていくのです。
自分の歯の色を白く保つには
「生まれつきの歯の色は変えられない」と聞くと、少し残念に感じるかもしれません。
しかし、歯の表面の着色を落とし、内部の着色を分解することで、本来の白さを取り戻すことは可能です。
まずは定期的な歯科クリーニングで、歯の表面についたステイン(着色)を落とすこと。
さらにホワイトニングを行えば、歯の内部に沈着した色素を分解し、1〜3段階ほど明るいトーンにすることができます。
ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅でできる「ホームホワイトニング」があります。
目的やライフスタイルに合わせて選ぶことで、自然な白さを長く維持できます。
また、日常的なケアとして、研磨剤が強すぎないホワイトニング用歯磨き粉を使うことも効果的な場合もあります。
ただし、過度な研磨は逆効果になるため注意が必要です。
まとめ
歯の色は生まれつき決まっている部分が大きく、エナメル質の厚みや象牙質の色がその個人差を生みます。
日本人の平均的な歯の色は「A3」程度で、やや黄みがかった自然な色合いが一般的です。
真っ白な歯に見えるのは、ホワイトニングやセラミックなどの人工的な処置によるものが多く、
決して「自分の歯が黄ばんでいる=不健康」というわけではありません。
ただし、加齢や生活習慣で徐々に色が濃くなることは避けられません。
定期的なクリーニングやホワイトニングを上手に取り入れて、自分の歯の本来の白さを保つことが大切です。
歯の色は“個性”であり、“ケアで変えられる要素”でもあります。
自分の歯に合ったケアを知ることが、美しい笑顔への第一歩です。
==================================================
歯が白くなる。
これだけであなたの人生は良くも悪くも変わります。
美しい歯で自信を。
門井歯科医院でした〜









一生守っていけるようサポートしていきます!