顎関節症(がくかんせつしょう)とは?|福山市御幸町の歯医者「門井歯科医院」

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顎関節症(がくかんせつしょう)とは?

2023/06/07

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顎関節症とは何か?



『名前を聞くことはあるけど、どんな病気?』と言う方も多いのではないでしょうか。


顎関節症とは、口を開け閉めするときに


①顎関節の音がする(顎関節雑音)

②口が開けにくい(開口障害)

③あごが痛い(顎関節痛、咀嚼筋痛)


などの症状がみられる病気です。

上記3つが顎関節症の主な症状です。

また、これらの症状のほかに頭痛、肩こり、めまい、目の疲れなどの多様な副症状がみられることもあります。



どれくらいの頻度で発生するの?



顎関節症は2人に1人が経験するともいわれる非常にありふれた病気です。


また医療機関に来院される患者さんでは女性が多く、年齢は10歳代後半から増加しますが、2030歳代で最大になり、その後は年齢が増えるとともに来院する患者さんは減少する傾向です。


原因は?



顎関節症に至る原因にはさまざまなものがあり、今現在は多因子説が有効とされています。


例えば、歯のかみ合わせの異常、精神的緊張やストレスによる顎関節への負担、歯ぎしり、食いしばり、頬杖やうつぶせ寝、噛みくせなど日常生活の癖などがあります。


これらのうち1つだけが原因になっているわけではなく、発症には複数の原因が絡みあっていると考えられております。

これが多因子説です。

そしてまだよく分かっていない部分も多いのが現状です。


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症状が出たらどうしたら良いの?



顎関節症は顎関節周囲の関節や筋肉の負担によって起こる病気です。
まずは何が負担になっているのか知ることが大切です。

顎関節症は日常の無意識の習慣などが原因になっていると考えられており、これらを改善することで症状が自然と軽快することも多いです。



症状が顎関節の音だけの場合


これだけであれば特に治療する必要はありません。



痛みや開口障害がある場合



上記二つのうち一つでもあれば日常生活に支障がでます。
そのため治療が必要になります。

やはり治療の基本は、顎関節、咀嚼筋への負担軽減と機能改善となります。


まずは歯科医院にて診断し、疾患教育や病態説明をします。

その後、顎関節周囲に負担がかかる運動や癖をしていないか患者さん自信で確認してもらうことが大切です。

顎関節症の発症には、様々なリスク因子や心理社会的要因による顎関節、咀嚼筋への過負荷が関与しているため、まずは自分がどんな負担をかけているか日常生活を見直してみることが大切です。

負担がかかることをしているのであればまずはそれらを意識的にやめることが大切です。


それで改善できればそのまま経過をみます。

改善されなければ、理学療法(物理療法、運動療法)、薬物療法、就寝時のマウスピース(スプリント)療法を病態に合わせて行います。


顎関節症は治るの?


顎関節症は完治というより、症状が治るという概念を持ってください。

また顎関節周囲に負担がかかってくると再発することもあります。

一度顎関節症にかかった患者さんは日常的に顎に負担がかかる運動や癖に気をつけることが大切です。


顎に痛みや、口が開けづらい方は気軽にご相談下さい。



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大きなお口で大笑いしたい
門井歯科医院でした〜

この記事の著作者

グループ 1

医師 門井 一眞

2016年 九州歯科大学卒業
2016年 九州歯科大学附属病院 口腔内科 所属
2017年 茨城県某医療法人 勤務
2021年 門井歯科医勤務
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